スペースシャワーネットワーク、2020年決算は増収ながら利益半減 Pヴァイン株式を売却するも評価損を計上

株式会社スペースシャワーネットワークは、2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :157億3900万円(前年同期比 5.4%増)
営業利益  :1億0400万円( 同 59.5%減)
経常利益  :1億6600万円( 同 42.3%減)
当期純利益 :7800万円( 同 46.9%減)

個別業績においては、株式会社Pヴァインが同社経営陣のMBOにより連結子会社を外れたことにともない、配当金の受領および、同社の実質価額が下落したことによる子会社株式評価損が生じたことで、受取配当金5億3800万円および子会社株式評価損9億円を計上した。また、早期退職制度を実施したことによる構造改革費用として、2億7400万円の特別損失を計上。あわせて繰延税金資産6億7900万円を計上したことにより、法人税等調整額3億0400万円を計上した。これらの結果、個別業績において経常利益6億6200万円(前期比849.1%増)ながら、当期純損失は3億4500万円(前期は当期純利益2100万円)となった。
セグメント別では、メディアコンテンツセグメントの売上高は143億6515万円(7.8%増)、経常利益は1億3149万円(31.0%減)。映像制作セグメントの売上高は13億7479万円(14.6%減)、経常利益は5897万円(52.5%減)だった。