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遊びながら幸せに儲ける「ハートトゥハートマーケティング術」

 すべての人、企業が目標とするのは利益でもゴーイングコンサーンでもなく「幸せ」であるはず。
究極の目標である「幸せ」になるために、これまでのマーケティング業界の常識を無視、新たな考えの枠組を使って「遊びながら儲ける」を自ら実践、連戦連勝をあげる松本和彦が語る”目からうろこ”のマーケティング術。

松本 和彦
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第4回:前もって決めた要素で枝から幹、根っこへと逆算の発想で天才脳を使う

天才が使う商品発想法 ブレインコレクション(頭脳集積法)


天才といえどもある一定の「道具」を使って発想します。過去の天才たちの発想法をみても「考える道具」を使っていたと言われています。ブレインコレクションは漏れなく、あらゆる方向に思考をおよぼし、サプライズを伴った世界観を作り出すことができる「考える道具」なのです。


もし、あなたが「売れる料理を作ってください」と言われたら何をどういう順序で考えますか?
「売れるネジを作ってください」と言われても同じことです。


私はほぼ、どんな業種でもその作り方を知らなくても作ることができます。
それは売れる商品開発をするための発想法を持っているからです。


それが私の開発した発想法「ブレインコレクション(頭脳集積法)」です。(クリックすると拡大します)



さっそくその使い方と効果を説明しましょう!


ブレインコレクションは新商品、売れる商品を開発する際に、まずはテーマを決め、前もってその商品の市場における価格ステージを設定し、そのステージにはどんなニーズがあるかを探っておきます。
(→コラム2回目「世の中の『ニーズ』はたった5つしかない」 参照)

次に市場性のある基本商品をベースに、その商品を五感の枝を使ってあらゆる可能性を探ります。


例えば料理の場合、色、形、動きはどうするか?いわゆる五感の中の視覚です。
スタンダードなものも色を変えると違ったものになります。12色全部というのも面白いでしょう。


形も、これまで四角なら丸いもの、三角に変える。提供する時にお客様の目の前で最終調理するという動きを付けたらどうだろう?とか、一般的なもので考えたら、常識外れのものも想像してみます。
今までの常識の枠の外に出てみて、「面白い」と思ったらチェックしておきます。


味もいろいろ考えます。甘い、辛い、酸っぱい、苦い・・・など。
この五感の中の味覚については工業製品などであれば「機能」に置き換えてください。


匂いは?(嗅覚)、タイムの香りや肉が香ばしく焼ける匂いがするのか?
温度は?(触覚)、音は?(聴覚)、と次々にたくさんの選択枝から導かれるアイデアで頭の中は満たされます。


この作業をして、3つくらいの候補を挙げます。
その後、この3つを逆戻りしてもう一度考え直し、1つにまとめます。


ここでちょっと立ち止まってその商品が最初に決めたニーズを満たしているかを中間チェックします。
たとえば「自己成長」というニーズ、要するに新たな出会い、発見、気付きが欲しいのであれば、それがあるかをチェックします。なければやり直しです。


次にハートトゥハートマーケティングの7Pを組み立てます。
ポリシー、ターゲット、商品、価格、チャネル、タイムスケジュール、プロモーションです。
こうして出来上がった商品は、必ずニーズを満たし、マーケティング構築ができたものになっているはずです。


こうした3つの大きな枝と無数の枝を使って商品・サービスを考える思考プロセスがブレインコレクションです。


私が作った例をご紹介します。今まで作ってきた大ヒット商品です。

 




これらの商品はどれも大ヒットしました。


モディカチョコレートの焼きりんごは通常ならシナモンパウダーを使うところ、唐辛子の入ったモディカチョコレートを使うことでスパイスとしています。盛岡のセザンヌさんで530円と高価格にもかかわらず1日平均6個、月間190個売れました。


黄金のエビマヨはカリッと揚げたエビに練乳とジンを混ぜた甘めのマヨネーズソースをかけたものです。上に金箔を乗せて贅沢感を感じさせる狙いでつくりました。通常の商品でも680円くらいなのに同価格で贅沢品の金箔を乗せることでサプライズを生み出しています。
この商品、広島の居酒屋で販売していますが月間30万売上げで全体の5%を占めるトップ商品です。


長野野菜の刺身は1,200円とややお高い価格ですが月間35万、チーズ豆腐タワー780円は原価率25%と飲食店の商品の平均が33%前後という中で粗利の高い商品で、雑誌で何度も紹介され、この店の看板商品になっています。


【ブレインコレクションの起源】

ブレインコレクションが生まれたきっかけはマインドマップで既存のアイデアの説明を書いている時でした。


マインドマップを作ったあと、「一つの商品を考える過程にはこんなにたくさんの枝と要素があるんだ」と思いました。
ずっと眺めているとき、ふと「この要素と枝が最初にあったなら、要素を入れ替えながら外側から真ん中に集中されたならば、きっとヒット商品ができるに違いない」と考えました。
いわば逆マインドマップの状態です。


そこで的確で漏れのない枝があり、その要素をいろいろ組み替えてみると無数のアイデアがみるみる浮かんできました。


「これが欲しかったアイデア発想法だ!」飛び上がるような気持ちでした。
さらに五感の味を機能に置き換えると、他の製品やサービスにも使えることがわかりました。


アップル社の製品などは特に五感を刺激することを意識した製品であることに気付かされました。
残念ながら工業製品を作って販売しておどろくほどの効果を挙げたサンプルはまだないのですが、必ず使えるはずです。ブレインコレクションを使ってこれからどんどん開発していきます。


【ブレインコレクションサンプル】

私が実際に大学等でブレインコレクションを教えるために作ったワークシートを使って商品を作ってみます。(図は商品価値と五感の2つのプロセスまでの段階です。この後ハートトゥハートマーケティングの7Pを考えます。)


テーマは「寝ながら食べるピッツァ」です。

 




1,まずは商品価値(ニーズ)を書き入れます。楽しく、おどろくなどが商品価値です。

2,左端の枠はピッツァのスタンダードを描きます。
  味、素材、色、形、動き、温度、食感、臭い、音などの選択枝の中をそれぞれ想像しながら「何かインパクトのあるアイデアがないか」探しまわり、途中で引っかかるものがあれば〇を付けておきます。

3,3つ候補を考えます。

4,3つをそれぞれ、逆戻りして各枝をめぐり、再考していきます。

5,3つの内の1つに決定しても、新たな1つを考えても良いのですが、1つに絞ります。

6,ハートトゥハートマーケティングの7Pを考えます。


こうして出来たピッツァがこれです。
もうすぐ発売です。




このブレインコレクションというビジネスウェポン、食品や工業製品のみならずあらゆる業種に使えます。
いろいろ使って試してみてください。





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