電通、米企業「アモビー」とブランド・インテリジェンス分析サービスの提供を開始

株式会社電通は、マーケティングテクノロジー企業の米「Amobee, Inc.」(アモビー)と、同社が提供するブランド・インテリジェンス分析を活用したサービス開発で協業していくことで合意し、サービスの提供を開始した。
アモビーは2005年5月設立。同社のブランド・インテリジェンス分析は、ソーシャルメディア上のアクション(投稿、ツイート、コメント、いいね!、シェアなど)のほか、発言しないサイレントマジョリティによる閲覧といったコンテンツ消費のデータ、1日あたり600億以上AIで網羅的に把握し、ユーザーインサイトを分析するという。
具体的には、発信された国、エリア、掲載メディアや情報量、時系列の変化といった多岐にわたる要素をAIが解析し、さらに同社のデータサイエンティストが相関分析、クラスター分析などの統計手法を用いて分析を行う。
アモビーの分析力と電通独自のノウハウをかけ合わせることで、特定コンテンツに反応する潜在ターゲットの抽出、ブランド訴求のためのメッセージおよびメディア配分に関する現状課題や改善方法の可視化といった、従来は困難だったマーケティング活動が、ブランド活動の戦略策定から実施計画まで、行える見込みだ。