電通、米国のデジタルマーケティング会社「フィルター」を買収 グローバルブランド「Merkle」に融合

株式会社電通は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通して、米国のデジタルマーケティング会社「Filter, LLC」(フィルター)の全持分を取得することで、同社出資者と合意した。
フィルターは1991年設立。ユーザーエクスペリエンス(体験価値)とデジタルマーケティング分野を軸にしたサービスを提供しており、ワシントン州・シアトルのほか、ポートランド、サンフランシスコ、ピッツバーグに拠点を持っている。2017年12月期の収益(Revenue)は2,856万米ドル(約31.3億円)で、従業員数287名。
米国では、マーケティング機能の一部をエージェンシーに外注せず、インハウス化する動きが強まっており、フィルターでは、社員を顧客企業に個人またはチーム単位で送り込む「オンサイトデリバリーモデル」でサービスを提供している。
買収後は、同社ブランドを「Filter, a Merkle Company」(フィルター・ア・マークル・カンパニー)へと改称し、電通グループのグローバルネットワーク・ブランドの1つである「Merkle」に融合させていく方針。