セプテーニHD、2018年決算は前年に続き増収減益 競争力強化を目的に先行投資

株式会社セプテーニ・ホールディングスは、2018年9月期(2017年10月1日~2018年9月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
収益    :152億7200万円(前年同期比 3.9%増)
営業利益  :9億7700万円(前年同期比 56.5%減)
税引前利益 :13億5300万円(前年同期比 44.7%減)
当期利益  :8億4700万円(前年同期比 61.6%減)

当期においては、競争力強化を目的としたクリエイティブに関する費用、人材投資等の費用増に対して、とりわけ国内ネットマーケティング事業における取扱高が低調に推移。スマートフォン広告および運用型広告に注力。とくに成長領域の動画広告の販売、ブランド広告の市場開拓に注力する一方、AI型人事システムを活用した積極的な人材採用・育成、中長期的な競争力強化を目的に先行投資を実行した。
この結果、収益は前期比3.9%増だったが、営業利益・税引前利益・当期利益はほぼ半減となった。ただし個別経営成績においては、子会社からの配当収入の増加等により、営業収益は前期比16.9%増、営業利益・税引前利益も増加し、当期純利益は前期比45.7%増の23億300万円だったとのこと。