アライドアーキテクツ、中国の動画共有アプリ「抖音」を活用した中国向けプロモーション支援を開始

アライドアーキテクツ株式会社は、中国のショート動画共有アプリ「抖音短視頻(読み:ドウインドゥアンシピン、以下「抖音」)」の認定パートナー企業で、中国国内でインフルエンサープラットフォームを提供する映天下(以下「IN MCN社」)と連携し、「抖音」を活用した中国向けプロモーション支援を開始すると発表した。
導入企業は中国国内の「抖音」ユーザーに向けて、人気インフルエンサーによる広告コンテンツの制作・拡散を行い、商品やサービスのプロモーションに繋げることが可能となる。
「抖音」は、中国新興企業のByteDance(バイトダンス)社が提供する人気アプリで、食事や旅行、育児などの日常生活における「誰かと共有したい瞬間」を15秒以内で撮影し、さまざまなフィルターやスタンプで加工して投稿・発信することができる。閲覧者数や「いいね!」数が多いほどアプリ内で優先的に表示される従来のSNSとは異なり、ユーザーの属性や好みに応じておすすめの動画を表示する独自のシステムによって、一般ユーザーの間で投稿意欲が高まり、中国国内ではすでに1日あたりのアクティブユーザー数が1.5億人を突破している。
同アプリは中国国外では「TikTok(ティックトック)」という名前で公開され、流行の音楽に合わせた口パクやダンスの動画を投稿できるアプリとして、日本でも急速にユーザー数を拡大。しかし、「抖音」と「TikTok」ではアプリの使われ方やトレンドが異なるため、日本企業が「抖音」を活用したプロモーションで成果を上げるためには、アプリの世界観を壊さないよう、「抖音」を日常的に活用するユーザーの手でコンテンツ作成を行う必要がある。
IN MCN社は2018年9月、「抖音」の広告プログラム「星図(読み:スターツアー、英名:Star Tour)」において公式パートナー企業4社のうちの1社に認定。今回開始するサービスは、同社とIN MCN社が連携し、中国に向けてプロモーションを行いたいと考える日本国内の企業を対象に提供するものとなる。
「星図」にはIN MCN社が擁する「抖音」の人気インフルエンサー約1,200名が登録されており、同サービスの導入によって、これらのインフルエンサーを広告コンテンツの制作・拡散に起用してプロモーションを展開することが可能となる。
インフルエンサーの選定や交渉、商品提供、動画の企画立案、効果測定など、プロモーション施策に必要な作業は同社が一括して請け負うため、多額の費用や時間・手間をかけることなく中国国内の「抖音」ユーザーに向けて広告コンテンツを発信し、商品の認知拡大や購買促進などに繋げられるという。