楽天とAdRoll Group、新会社「楽天アドロール株式会社」を設立 2018年11月1日

楽天株式会社とAdRoll Groupは、日本国内の広告主企業に世界水準のパフォーマンス広告プラットフォームを提供する新会社「楽天アドロール株式会社」を設立することについて最終合意したと発表した。
これにより、広告主企業は2018年11月1日より、楽天のビッグデータを活用した広告ソリューション「Rakuten Marketing Platform」と、データ主導の広告で消費者の購買行動を促進させるAdRoll Groupの知見が組み合わさった、楽天アドロールの商品を利用できるようになる。
楽天の副社長執行役員CROである有馬 誠氏は、「楽天市場の出店店舗や広告主企業は、楽天アドロールの商品を利用することで、デジタル広告キャンペーンについて限られた経験しかなくても、より直接的に統合型のマーケティングキャンペーンを生成することができるようになる。『Rakuten Marketing Platform』との連携により、楽天のビッグデータをよりインパクトの強い形で活用できるようになり、AdRoll Groupの顧客アイデンティティに関するテクノロジーや専門知識と合わせて活用できるようになることから、パーソナライズ化された商品広告やおすすめ広告を生成してユーザーを継続的に引きつけ、行動に影響を与えることができる」と述べている。
AdRoll Groupは、米国の3拠点をはじめ、東京を含めた世界7つの都市を拠点に活動。顧客インテリジェンス、顧客活性化、顧客評価のテクノロジーを搭載した製品群を通じて、広告主企業のビジネス成長を加速することに注力し、顧客企業は世界で37,000社以上にのぼる。
AdRoll Groupの最高経営責任者兼社長であるトビー・ガブリナーは、「当社のグロースプラットフォームは、楽天のような企業が応用し、自社の顧客やユーザーに最適な形で活用できるように構築されている。楽天の広告主の方々は、良質な顧客データとインサイトにアクセスできるだけでなく、さらに重要なこととして、それを活性化するためのツールも利用できる。楽天アドロールを通じて提供される商品をご利用になる広告主の皆様は、適合性が高くパーソナルなユーザー体験を創出することが可能となり、収益を伸ばすことができるようになる」と語る。
楽天は、約9,900万の楽天IDをはじめとするビッグデータを活用し、消費行動のすべての段階に対応したフルファネルでのマーケティングソリューションをクライアント企業に提供。2018年5月には提供する広告関連商品群を統一ブランド「Rakuten Marketing Platform」に集約し、より統合的なマーケティングの実現を推進している。

●楽天アドロール 概要
会社名  :楽天アドロール株式会社
営業開始日:2018年11月1日
所在地  :東京都世田谷区玉川一丁目14番1号
代表者  :代表取締役会長 有馬 誠、代表取締役社長 香村 竜一郎
事業内容 :約9,900万の楽天IDをはじめとする、楽天のビッグデータを活用したパフォーマンス広告プラットフォームの提供