2018年10月の消費意欲指数は動きなし、増税や災害への懸念が影響? 博報堂生活総研

株式会社博報堂のシンクタンクである「博報堂生活総合研究所」は、「10月の消費予報」を発表した。
20~69歳の男女1,500名に、「来月の消費意欲」を点数化してもらったもので、その結果、10月の消費意欲指数は46.5点で、9月より0.1ポイント増、前年同月比で変化なしだった。
消費意欲指数の理由では、「秋物・冬物の服が欲しい」「行楽シーズンなのでレジャーを楽しみたい」といった季節消費への意欲が減っている(17年10月151件→18年10月132件)。そのほか理由では、「消費税増税」が、10月は18件と大きく増加(17年10月3件、18年9月2件)。また、「台風の被害で修理等にお金がかかる」(10件)、「災害が多いので意欲がわかない」(9件)といった声もあがっており、自然災害も消費意欲に影響を与えている。
一方で、「欲しいものがある」は増加(17年10月74件→18年10月95件)。具体的なカテゴリでは「レジャー」「化粧品」「家電・AV」「理美容」「飲料」「書籍・エンタメ」が増加していた。