楽天、ドリコムとの資本業務提携を解消 保有株式すべてをバンダイナムコHDに売却

株式会社ドリコムは、楽天株式会社との資本業務提携を解消することを発表した。
ドリコムと楽天は、次世代行動ターゲティング広告領域において、両社の有する技術とノウハウを融合させることを目的に、2008年3月21日付で資本・ 業務提携を開始。ソーシャルラーニング領域への共同参入など、当初の目的の枠を超えた幅広い技術、ノウハウ及び人材の共有を行ってきた。一方で、事業フォーカスおよび今後の拡大方針に鑑み本資本業務提携を再評価した結果、提携解消に至ったという。
9月19日付で、楽天が保有するドリコム株式のすべてを、市場外取引にて株式会社バンダイナムコホールディングスに売却。楽天は、ドリコムの「その他の関係会社」に該当しない見込みとなった。また楽天執行役員で、ドリコムの非常勤取締役を兼務する取締役が退任することになった。
売却される株式数は553万2000株(総株主の議決権の数に対する割合:19.24%)。これにより、バンダイナムコホールディングスは、ドリコムの大株主順位2位になる。