電通、日本eスポーツ連合(JeSU)のマーケティング専任代理店に指名

株式会社電通は、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)から、マーケティング専任代理店として指名されたことを発表した。
eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で、ゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。身体的な特徴や性別に左右されずに誰でも参加できる競技であり、若い世代を中心に海外では熱狂的な人気を博している。
2018年8月18日から9月2日にかけて、インドネシアのジャカルタ・パレンバンで開催される「第18回アジア競技大会2018」ではデモンストレーション競技として実施され、2022年に中国・杭州で開催される同大会ではメダル種目になることが発表されている。また、2024年にパリで行われる夏季オリンピックでは正式種目に採用される可能性があるなど、世界ではオリンピック競技化に向けた動きが加熱している。
JeSUは、日本におけるeスポーツの振興を通して、国民の競技力の向上とスポーツ精神の普及を図ることを目的に2018年春に設立。
1)eスポーツ振興に関する調査・研究・啓発
2)eスポーツ競技大会の普及
3)eスポーツ競技大会におけるプロライセンスの発行と大会の認定
4)eスポーツ選手育成に関する支援
5)eスポーツに関する関係各所との連携
を推進しており、eスポーツがアジア競技大会のみならず、オリンピックの正式種目に採用されることを視野に入れ、選手団の派遣や国産ゲームタイトルの供給などが実現できるような施策を行っている。
同社は、これまで培ってきたコンテンツ事業やスポーツ事業などにおける知見やノウハウを生かし、国内におけるeスポーツの更なる発展に向けて、マーケティングプランの策定やスポンサーセールスなどの面でグループの総力を挙げて貢献していきたい、としている。
2018年8月9日現在、KDDI株式会社、サントリーホールディングス株式会社、株式会社ローソン、株式会社サードウェーブ、株式会社ビームス、Indeed Japan株式会社が日本eスポーツ連合のオフィシャルスポンサーになることが決定している。