テレビ東京HD、海外案件の期ずれ発生で売上維持ながら減益幅が拡大 2019年1Q決算

株式会社テレビ東京ホールディングスは、2019年3月期第1四半期(2018年4月1日~2018年6月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :359億6500万円(前年同期比 0.9%増)
営業利益   :14億1900万円( 同 32.5%減)
経常利益   :14億1200万円( 同 39.6%減)
四半期純利益 :7億4000万円( 同 48.0%減)

主力の地上波放送事業では、放送収入のうちタイム収入は、ネット部門でのレギュラーセールスベースアップに加え、オープンセールスが好調に推移し、ローカル部門営業企画枠でのベースダウンを補う形となり、タイムトータルでは124億2100万円、前年同期比2.1%増収となった。スポット収入は、販促企画や各種施策でセールスを行ったものの、71億2800万円、前年同期比5.9%の減収だった。これにより合計では195億4900万円、前年同期比0.9%減収だった。BS収入も5億4400万円と前年同期比15.4%減収だった。
一方、番組販売収入は、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」「昼めし旅」の販売が好調なのに加え、新番組の「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」も売上をけん引し、11億5900万円と前年同期比17.9%増と堅調に推移した。しかし、アニメ事業の海外案件で、売上・利益の一部が翌四半期へ移行(期ずれ)したため、地上波放送事業の売上高は281億5700万円、前年同期比1.5%増収だったが、営業利益は14億8800万円と、前年同期比33.2%減益に落ち込んだ。