電通、カカクコムの全株式をKDDIに売却 譲渡総額は約793億円

株式会社電通は、保有する株式会社カカクコムの全普通株式(3501万6000株、発行済み株式総数に対する割合:16.63%)を、市場外での相対取引で、KDDI株式会社に売却すると発表した。
資本効率・ 資産効率の向上が目的とのこと。8月3日に売却を実行し、8月8日に株式移管を完了する予定。
電通は2012年5月に、カカクコムと業務提携するとともに、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が保有するカカクコム株式の一部を取得し、カカクコムを持分法適用関連会社としていた。
売却の譲渡価格は1株あたり2264.87円で、 総額は約793億円。電通は、2018年度第3四半期(7~9月)の連結決算に、関連会社株式売却益約515億円を計上する予定。なお同社の執行役員がカカクコムの社外取締役を兼任していたが、 株式売却の完了を以って退任となる。