2018年8月の消費意欲指数、前年並みながら女性を中心に幅広い分野で意欲が高まる 博報堂生活総研

株式会社博報堂のシンクタンクである「博報堂生活総合研究所」は、「8月の消費予報」を発表した。
20~69歳の男女1,500名に、「来月の消費意欲」を点数化してもらったもので、その結果8月の消費意欲指数は50.1点で、7月より1.4ポイント増、前年比0.4ポイント増とほぼ前年並み。
休暇やイベントの多い8月の消費意欲指数は、季節消費への意欲が高まった前月からさらに1.4ポイント高まって、8月としては3年ぶりに50点台の指数となった。
消費意欲指数の理由(自由回答)では、夏休み・お盆関連の出費やレジャー・行楽などの「季節的な出費、意欲」をあげる声はほぼ前年並みながら(17年8月176件→18年8月171件)、「欲しいものや出費の予定がある」という声は前年よりも増加(17年8月148件→18年8月166件)。逆に、「金銭的な余裕がない」という声は減少した(17年8月125件→18年8月97件)。
また、特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳を見ると、「外食」「食品」「飲料」「理美容」「日用品」「車・バイク」が前年比で20件以上増加。季節消費に限らず、幅広い分野で意欲が高まっている。
消費意欲指数を男女別に見ると、女性の方が前月比、前年比ともに高くなっている(男性:前月比+1.1ポイント/前年比±0.0ポイント、女性:前月比+1.7ポイント/前年比+0.9ポイント)。
また、特に買いたいモノ・利用したいサービスがあると回答した人の割合も、男性が前年比-1.3ポイントとなったのに対し、女性は+3.3ポイントと前年から増加。特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳を見ても、増加分のほとんどが女性によるものとなっている。前月に引き続き、8月の消費も女性がけん引する形となりそうな結果となった。