ファインドスターとグーフ、リターゲティングDM発送ツール「Re;p」提供開始

株式会社ファインドスターは、デジタル印刷テクノロジーを活用したプロダクションワークフロー構築を支援する、株式会社グーフと共同開発した「Re;p(リップ)」を2018年5月28日より提供開始した。
「Re;p」は、デジタルマーケティングにおける高いパーソナライズ性を、DM等のプリントメディアにもたらすソリューション。

これまでDM等のプリントメディアによる顧客へのリテンションは、リーチ率の高さやクリエイティブの豊かさから、高いレスポンスを実現してきたが、制作等の準備期間に時間を要するため、Eメールやアプリのプッシュ通知のように、即時性高く顧客一人ひとりに最適化されたリテンション施策として活用することは困難だった。「Re;p」はプリントメディアが持つ高いレスポンスの強みはそのままに、課題であった最適なタイミング・最適なコンテンツによるCRMを、デジタルマーケティング施策と同列で実現することができる。
昨今のデジタルマーケティングの課題として、メルマガ開封率の低下や、クーポンなどのインセンティブを前提としたリテンションの乱発が挙げられ、その解決策の一つとして、高いリーチ率とより顧客の心に残るプリントメディアの価値が見直され、「デジタルとアナログの融合」がマーケティングの新潮流として認識されるようになっている。
例えば、
1.Eメール等のデジタル・コミュニケーションを好む人には“デジタル”を用いて、DMやカタログ等のアナログ・コミュニケーションを好む人には“アナログ”を用いて
2.購買確率が最も高まる一人ひとりの「パーソナライズ(最適)なタイミング」で
3.購買意欲が最も高まる一人ひとりの「パーソナライズ(最適)なコンテンツ」を届ける
といったユーザードリブン(顧客視点)なコミュニケーションが、デジタルとアナログの垣根を越えて可能になることで、企業はより深い顧客接点を構築できるようになる。

「Re;p」は両社の強みを最大化させるソリューション。ファインドスター社は15年に及ぶダイレクトマーケティング領域のノウハウを活用し、勝ちパターンをつかむシナリオ設計・運用、レスポンスを最大化させるクリエイティブA/Bテスト実行をサポート。グーフ社は、デジタル印刷機を用いた長年の事業支援により培われたプリントメディアの生産性コントロールノウハウを用いて、「1枚でも1万枚でも同じ納期・同じコスト(単価)」を実現するサポートを行う。
これにより「Re;p」は、「入れて終わりのソリューション」ではなく、フィジビリティとスケーラビリティが担保された、確実に企業の顧客体験価値を向上させるソリューションとしての提供が可能となる。

「Re;p」導入企業がMAツールを利用する場合、2つのソリューションを連携させることで、プリントメディアを活用したリテンション施策の自動最適化もできる。
具体例として、ECサイトでは一般的な「カゴ落ちメール」シナリオにおいて、Eメールと同じタイミングで紙DMの発送手配をかけるといったことも可能となり、メディアを横断した立体的な顧客コミュニケーションが実現できる。