世界の総広告費、10年連続のプラス成長 電通イージス「世界の広告費成長率予測」発表

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、「世界の広告費成長率予測」を発表した。世界59カ国・地域から収集したデータに基づき、2017年実績の確定、2018年予測の改定、2019年の新規予測を行った。
それによると、2018年の世界の総広告費は、6000億ドルを突破し、過去最高となる見通しとのこと。この数値は、世界の広告費成長率を3.9%(前回予測:3.6%)として算出された。2018年1月には3.6%と予測されていたが、市場規模1・2位の米国・中国のけん引などにより、3.9%に上方修正されたという。
また2019年も、世界的にデジタル広告がけん引する形での堅調な成長により、3.8%と予測されている。これにより、世界の総広告費は10年連続のプラス成長になる見通し。
デジタル広告費は堅調で、今後も二桁成長が続くと予測。2018年の総広告費に占めるデジタル広告費のシェアは38.4%となり、初めてテレビ広告費を上回る見通しとのこと。