ADK、データサイエンス活用の裾野を広げる目的で早稲田大学と学術交流協定を締結

株式会社アサツー ディ・ケイ(以下、ADK)と学校法人早稲田大学は、学術交流をはじめとする連携と協力を促進するとともに、データサイエンス活用の裾野を広げ、科学技術および学術研究・教育の発展に寄与することを目的とした学術交流協定を、2018年5月15日付で締結したことを発表した。
具体的な交流・連携事業としては、1.教育研究活動の推進、2.教員・学生・研究者の相互交流、3.共同研究の推進、4.人材育成の推進及び相互支援などを行っていくという。
第一弾として、早稲田大学内に設置された「データ科学総合研究教育センター」及び「データサイエンス研究所」と連携し、ADKが保有する「生活者総合調査」等の生活者調査データの提供を行う。これらは、教育・研究の現場で、現実社会を分析・理解・予測するためのデータとして活用される。
「データ科学総合研究教育センター」は、理工系・人文社会科学系の専門領域とデータ科学との知見の融合を図るプラットホームを提供し、総合知の創造とグローバル社会の問題解決を担う人材の育成及び、大学の研究力向上を目指す組織で、2017年12月に設立された。「データサイエンス研究所」は、2015年に設立の、様々な分野の研究開発者が協力し、現実のデータ活用場面で生じる問題点の解決を進めながら、大規模かつ多様なビジネスデータ分析技術と方法論の構築を目指している研究所。
ADKの「生活者総合調査」は、2008年より毎年1回、関東・関西地区を対象に実施しており、生活者をライフスタイル・消費行動・メディア接触など1,000以上の項目により多角的に調査している。
将来的には消費者行動のモデル化等、データ・サイエンス領域におけるビジネス課題解決のための共同研究も推進していく予定。
ADKは、これらの取り組みを通じて、社会的課題であるデータサイエンス人材育成への貢献を行い、交流の成果を同社スローガンである「コンシューマー・アクティベーション」推進に役立てていきたい、としている。