セーラー広告、2018年3月期決算は減収減益に 経費抑えるも売上減のカバーに至らず

セーラー広告株式会社は、2018年3月期(2017年4月1日~2018年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :88億1700万円(前年比 5.2%減)
営業利益  :7900万円( 同 52.4%減)
経常利益  :9700万円( 同 47.4%減)
当期純利益 :2100万円( 同 73.8%減)

生活者の要求するサービス水準の高まりと嗜好の多様化が影響し、イベント規模の縮小、広告出稿媒体の見直し、広告予算の集約などが表面化。売上高が前年比5.2%減の88億1700万円に落ち込んだ。
経費面では、営業力強化を目的とした人材の採用・育成・教育費用の他、働きやすい職場環境の確保を目的としたフロア改装などを計上。販売費および一般管理費は前期比2%減の15億3800万円と抑えたが、減収を補うに至らず、利益はほぼ半減となった。さらに、特別損失として、保有資産に関する減損損失900万円と固定資産の除却損300万円の他、労働問題に関する解決金等3700万円の計上があり、税金等を差し引いた親会社株主に帰属する当期純利益は2100万円(前期比73.8%減)となった。