電通、労働環境改革のための費用などがかさみ増収減益に 2018年1Q決算

株式会社電通は、2018年12月期第1四半期(2018年1月1日~2018年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
収益    :2421億0700万円(前年同期比 5.3%増)
営業利益  :223億9300万円( 同 30.3%減)
税引前利益 :190億2300万円( 同 33.4%減)
四半期利益 :122億4100万円( 同 35.0%減)

国内事業においては、売上総利益1023億4000万円(前年同期比1.6%減、実質1.9%増)と実質ベースではわずかながら前年同期を上回った。海外事業の売上総利益のオーガニック成長率は全体では2.2%増。M&Aの貢献もあり海外事業の売上総利益は1243億8500万円(前年同期比9.8%増、実質9.8%増)だった。この結果、当期間の収益は2421億0700万円(前年同期比5.3%増、実質5.7%増)となった。
一方、国内事業における労働環境改革のための費用増などにより、調整後営業利益は327億4400万円(同20.7%減、実質13.3%減)、営業利益は223億9300万円(同30.3%減、実質21.7%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は107億8800万円(同39.9%減、実質30.9%減)となった。