カカクコム、2018年3月期決算は増収増益 『食べログ』の飲食店販促事業などが好調

株式会社カカクコムは、2018年3月期(2017年4月1日~2018年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上収益  :467億8200万円(前年比 7.6%増)
営業利益  :228億7600万円( 同 6.7%増)
税引前利益 :228億2000万円( 同 6.4%増)
当期利益  :157億3700万円( 同 6.0%増)

『価格.com』におけるショッピング事業は、消費財カテゴリのユーザビリティ改善が影響し消費財流通総額が増加した結果、手数料収入が増加。サービス事業では、SIM比較やWi-Fi比較、クレジットカード比較などが好調に推移し、売上収益が増加した。広告事業は、PCトラフィックの減少があったが、外部配信広告の売上収益が増加し、ほぼ前年並みだった。
『食べログ』における飲食店販促事業は、新料金プランの契約店舗数が前年度末より17,800店舗増加し21,300店舗となった(3月時点)。ネット予約人数も順調に進捗し、売上収益が増加した。一方でユーザー会員事業は、提携パートナーからの手数料収入が減少したことで売上減となっている。
この結果、全体の売上収益は467億8200万円(前年同期比7.6%増)となった。これに伴い、広告宣伝費、外注費、代理店手数料が増加したほか、持分法による投資損失を計上したことで、税引前利益は前年同期比6.4%増となった。