2018年3月の消費意欲指数、前年からの落ち込み大きく過去最低に 博報堂生活総研

株式会社博報堂のシンクタンクである「博報堂生活総合研究所」は、「3月の消費予報」を発表した。
20~69歳の男女1,500名に、「来月の消費意欲」を点数化してもらったもので、その結果、来年3月の消費意欲指数は45.1点で、2月より4.4ポイントと盛り返したが、昨年12月、1月の落ち込みが大きく、完全復活には至っていない。前年同月比では1.8ポイント減で、3月としては過去最低の値となった。
3月は新生活直前のタイミングで、2013年・2014年は50点以上だったが、2015年の消費税増税以降は、46点前後となっていた。今年はさらに盛り上がらず、落ち込み状態が大きい。内訳では、「春物衣料が欲しい」(2017年3月82件→2018年3月50件)という声が減少したほか、「意欲はあるが、今は様子見」(2017年3月79件→2018年3月90件)が増加している。
男女で比較すると、男性の低調が続くものの、女性若年層は堅調に推移している。