博報堂DYHD、テレビが好調に推移し増収増益 通期業績予想の上方修正も 2018年3Q

株式会社博報堂DYホールディングスは、2018年3月期第3四半期(2017年4月1日~2017年12月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :9585億1800万円(前年同期比 6.8%増)
営業利益  :363億7100万円( 同 14.4%増)
経常利益  :383億1300万円( 同 16.3%増)
四半期純利益:221億2900万円( 同 19.6%増)

新聞・ラジオが前年同期を下回ったが、テレビが好調に推移し、4マスメディア取引合計が前年同期を上回った。
4マスメディア以外では、インターネットメディア、マーケティング/プロモーションを中心にすべての種目が好調だった。業種別では、「自動車・関連品」「情報・通信」「交通・レジャー」などが増加し、21業種中16業種で前年同期を上回った。
これらの結果、新規連結子会社の取り込みによる押し上げ効果もあり、売上高は前年同期比6.8%増。M&Aによる体制強化および戦略的費用投下により、販売費および一般管理費も増加したが、営業利益同14.4%増、経常利益同16.3%増と大幅な増益となった。

あわせて今回の実績を踏まえ、2018年3月期通期の業績予想(2017年5月12日発表)について、修正数値を発表した。

【2018年3月期通期 連結業績予想数値の修正(2017年4月1日~2018年3月31日)】
売上高  : 1兆3300億0000万円(前回発表 1兆3170億0000万円)
営業利益 : 510億0000万円( 同 495億0000万円)
経常利益 : 535億0000万円( 同 510億0000万円)
当期純利益: 275億0000万円( 同 274億0000万円)

売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益について、すべて上方修正した。なお、企業年金改革に伴うライフプラン選択支援制度の実施に伴い、特別損失も見込んでいるが、これを上回る見通しとのこと。