ドリコム、売上77%増加も運用費高止まりで利益減少 2018年3Q決算

株式会社ドリコムは、2018年3月期第3四半期(2017年4月1日~2017年12月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :100億8300万円(前年同期比 77.7%増)
営業利益  :3億4100万円( 同 33.7%減)
経常利益  :1億9300万円( 同 57.1%減)
四半期純利益:7500万円( 同 81.9%減)

既存サービスの拡充および新規サービスの開発に注力。主力事業のソーシャルゲーム事業で、12月初旬にリリースした新規IPゲーム3本では、うち1本に通信障害や頻繁な改修が発生するなどのマイナス面もあったが、早期の安定運用に向け取り組んでいるという。広告メディア事業では、広告代理事業の他、次世代の主力事業創出を目的とした新規サービスの開発・運用にも取り組んだ。
これらが奏功し、他社配信アニメ版権ゲームを中心とした既存IPゲームの好調な推移および新規IPゲーム開発の進捗にともなう売上が計上されたことから、売上高は前年同期比77.7%増で100億円を突破した。一方で、利益面において、広告宣伝費を中心に固定費が抑制されたものの、依然新規リリースIPゲームで開発と運用の並走による運用費の高止まりが利益幅を縮小させ、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも、前年同期より大きく減少した。