電通、オムニチャネルでCRMサービスを提供するオランダ「オクシマ」を買収へ

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、オランダの最大のオムニチャネルCRM会社「Oxyma Group B.V.」(オクシマ)の買収で、同社株主と合意した。まず株式78.8%を取得し、その後完全子会社化する計画。
オクシマは、キャンペーンの運営・管理などの伝統的なマーケティング企業として、2000年に設立。現在では、300名を超えるマーケター、データサイエンティスト、ITなどの専門家により、オムニチャネルでのCRMサービスを提供している。オランダの業界誌「Emerce」(イーマース)が2017年に発表した「Emerce 100」においては、「アナリティクス」「デジタルマーケティング」「Eメールマーケティング」「モバイル&ソーシャルコンテンツ」の4分野でベストパフォーマー企業に選出されているという。
オランダ・ロッテルダム市、アムステルダム市、ブレダ市のほか、UAEドバイにも営業拠点を保持しており、2016年12月期の収益(Revenue)は2,989万ユーロ(約40億円)。現在の従業員数は311名。
買収後は、電通グループのグローバルブランド「Merkle」(マークル)に所属。ブランド名を「Oxyma, a Merkle Company」(オクシマ・ア・マークル・カンパニー)に改称する。