博報堂と三井情報、企業のサブスクリプションビジネスへの変換支援などの領域で協業を開始

株式会社博報堂は、三井情報株式会社(以下MKI)と業務提携契約を締結し、両社で企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する、と発表した。ビジネスコンサルティングからサブスクリプションプラットフォーム「Zuora」を始めとするITツールを活用したシステム構築及び運用まで提供することで、企業のサブスクリプションビジネスへの変革を支援する。
近年様々な業界で、サービスの利用期間に応じて収入を得るビジネスモデルであるサブスクリプションビジネスが展開されつつある。これまで「所有」を前提とする製品売買中心のビジネスモデルを展開してきた企業においても、サブスクリプションビジネスを導入することは、顧客と継続的な関係を築き、更なる収益拡大につなげるチャンスとなるが、製品・サービスの特性やターゲット等の周辺環境により、企業にとって最適なサブスクリプションビジネスのモデルは異なり、導入にあたっては適切な準備と支援が必要となる。
両社は、これからサブスクリプションを展開する企業に対し、博報堂がこれまで培ってきたビジネスコンサルティングやデジタルマーケティングの知見と、MKIが提供するサブスクリプションプラットフォーム「Zuora」を始めとする数々のITツールとその構築経験を活かして、企業のサブスクリプションビジネスモデル導入を提案。
博報堂はこれまでも、デジタル化の進展によって入手可能になったリアルタイム×365日の生活者の情報行動・購買行動のデータを「生活者DMP(データマネジメントプラットフォーム)」として活用し、総合広告会社として積み重ねてきたプラニング力と独自のクリエイティビティとを掛け合わせることで、顧客理解から行動デザインや顧客育成にまで踏み込んだビジネスコンサルティングやデジタルマーケティング施策を数多く提供してきた。
今回、国内初のZuora販売代理店として企業への導入を進めている他、サブスクリプションビジネスプラットフォームとの連携が必要となるSFA/CRM分野、基幹システムにおいても多くのシステム導入実績があるMKIと協業することで、より包括的にサブスクリプションビジネス導入を始めとした企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していきたいとしている。