電通、海外事業が好調ながら国内事業は前年リオ五輪反動が影響 2017年3Q決算

株式会社電通は、2017年12月期第3四半期(2017年1月1日~2017年9月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
収益    :6571億4300万円(前年同期比 11.7%増)
営業利益  :637億7400万円( 同 24.1%減)
税引前利益 :700億3600万円( 同 14.5%減)
四半期純利益:445億1300万円( 同 12.6%減)

国内事業においては、リオオリンピックなど、前年の大型イベントの反動減もあり、売上総利益は2631億6200万円と前年同期比2.4%減とわずかに減少した。海外事業のオーガニック成長率においては、ヨーロッパ、中東およびアフリカ(EMEA)が3.9%、米州がマイナス2.0%、アジア太平洋がマイナス2.0%となり、全体では0.0%だった。ただしM&Aにより海外事業の売上総利益は、3573億8200万円(同26.5%増)と大幅に増加した。
この結果、収益は前年同期比11.7%増となったが、営業利益は24.1%減と落ち込んだ。