テレビ朝日HD、BS・CS収入がカバーするも営業費用かさみ増収減益に 2018年2Q決算

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、2018年3月期第2四半期(2017年4月1日~2017年9月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :1500億5600万円(前年同期比 4.2%増)
営業利益  :84億8800万円( 同 12.1%減)
経常利益  :97億6300万円( 同 8.2%減)
四半期純利益:65億8200万円( 同 5.3%増)

テレビ放送事業において、タイム収入は固定費削減傾向がみられたものの、レギュラー番組のセールス枠見直しを行うことなどにより、増収となった。一方単発番組については、前年「リオデジャネイロオリンピック2016」などの反動減により減収となり、タイム収入合計は前年同期比0.9%減の441億9800万円となった。スポット収入も、東京地区の広告出稿量が前年同期を下回ったことなどから減収となった。BS・CSが好調だったことにより、テレビ放送事業の売上高は1227億5800万円(0.1%増)だったが、営業費用がかさみ営業利益は19.3%減の65億3800万円となった。
音楽出版事業では、「ケツメイシ」が全国各地でコンサートツアーを展開したことなどにより、売上高は71億6600万円(前年同期比33.5%増)、営業利益は6億6500万円(同140.7%増)と好調だった。
そして、その他事業としてインターネットテレビ局「AbemaTV」向けのコンテンツ提供などにより、インターネット事業が増収。夏に開催した「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭りSUMMER STATION」も前年同期を上回る盛況となり、イベント事業が増収、DVD販売等は減収となった。最終的にその他事業の売上高は263億4000万円(19.4%増)、営業利益は13億800万円(3.8%減)となった。