ヤフー、メディア事業が堅調成長ながら投資強化で利益は減少 2018年2Q決算

ヤフー株式会社は、2018年3月期第2四半期(2017年4月1日~2017年9月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高     :4280億2200万円(前年同期比 4.5%増)
営業利益    :949億7800万円( 同 5.4%減)
税引前四半期利益:1016億7500万円( 同 1.5%増)
親会社の所有者に帰属する四半期利益:676億4000万円( 同 2.1%減)

主力のメディア事業においては、継続的な機能改善等により検索連動型広告やプレミアム広告の売上が増加。広告関連売上高のうち、スマートフォン広告の比率は引き続き拡大し、55.2%となっている。これらの結果、メディア事業の売上高は1386億円(前年同期比2.7%増)、営業利益は794億円(前年同期比1.2%増)となり、全売上高に占める割合は32.4%だった。
そのほか、前連結会計年度に連結子会社化した株式会社イーブックイニシアティブジャパンの寄与もあり、売上高は前年同期比で4.5%増加した。なお火災事故のあったアスクル株式会社の保険金収入もあったとのこと。
一方で、販売促進活動やデータ設備等への投資を強化したことで、営業利益は前年同期比で減少。税引前四半期利益は、株式売却益などにより前年同期比で増加したが、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、アスクルの保険金収入を非支配持分に按分したこと等により、前年同期比で減少した。