タウンニュース社、17年6月期決算は減収減益 地域経済が厳しく広告受注が減少

株式会社タウンニュース社は、2017年6月期(2016年7月1日~2017年6月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高  :31億2500万円(前年同期比 3.6%減)
営業利益 :1億8100万円( 同 44.0%減)
経常利益 :2億5000万円( 同 36.8%減)
当期純利益:1億6700万円( 同 36.4%減)

地域住民の必要とする情報や街のニュース・話題を掲載するなど、さらに地域に密着した紙面作りに注力し、競合他社との差別化を図った。一方、営業面では発行エリア内の優良法人への営業強化を図るとともに、全社横断的な企画の提案推進、地方創生をテーマに行政等への提案の拡大、新たなビジネスモデルの構築などを模索した。
Web関連では、「Web版タウンニュース」「政治の村」のほか、地域イベント情報サイト「RareA(レアリア)」の展開強化のほか、「メール版タウンニュース」の配信、キュレーションサイトなどへの記事配信を開始した。
しかし、地域経済の状況が厳しく、主要顧客である個人事業主や中小企業からの広告受注が減少し、売上高は前年度を下回った。販管費の削減等にも努めたが、制度変更にともなう退職給付引当金の大幅な増加等もあり、営業利益、経常利益、当期純利益ともに、前年度を下回った。