企業に魅力を感じたら「実際に購買」4割超・「サイト閲覧」3割 電通PR「第2回企業魅力度調査」

株式会社電通パブリックリレーションズの企業広報戦略研究所は、「第2回企業魅力度調査」の結果を公表した。
「魅力を感じる業界」「魅力を感じる企業」「魅力を感じた要素」などについて調査するもので、10業界150社が対象。全国の20~69歳の男女それぞれ、業界ごとに1,000人ずつ計10,000人から回答を得た。調査期間は2017年3月24日~3月29日。
それによると、「企業に魅力を感じた後、どのような行動を実際に取っているのか」について、「その企業の商品やサービスを購入した」42.4%がもっとも高く、以下「その企業のウェブサイトを閲覧した」29.5%、「その企業や、商品・サービスについてネットで検索した」24.6%、「何もしない」24.3%が続いた。
4人に3人(75.7%)が、何らかの行動を起こしていた。
業界別では、「食品」65.0%、「電気機器」60.8%、「医薬品・生活用品」50.3%で、「企業に魅力を感じた後に、実際に購買行動に移った」という回答が多かった。
「どのような情報経路で企業の魅力を感じたか」では、番組や記事など「メディア系」53.9%が1位で、直接体験など「リアル系」46.1%を上回った。メディア関連項目を詳しく見ると、1位「テレビ番組」51.5%、2位「新聞記事」24.9%、3位「ウェブ上のニュース」22.9%、4位「企業のウェブサイト」21.7%が上位だった。
男女別で見ると、男性は「企業の直接発信情報(オウンドメディア等)」に女性より反応しやすい傾向があり、20~40代男性は「ウェブの口コミ」が顕著に高く、40~50代男性は「番組や記事」、60代男性は「企業の直接発信情報」がきっかけで企業の魅力を感じやすかった。一方、女性は身近な人からの接点を重視しており、20、30代と50代女性は「身近な人」、40代女性は「商品・サービスの直接体験」を重視していた。