竹田印刷、印刷部門好調で売上・利益増 2017年3月期決算

竹田印刷株式会社は、2017年3月期(2016年4月1日~2017年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :347億5100万円(前期比 3.9%減)
営業利益  :7億4400万円( 同 0.2%増)
経常利益  :7億7100万円( 同 2.9%減)
当期純利益 :5億3700万円( 同 28.8%増)

印刷セグメントにおける印刷事業では、WEBや動画、システム、ロジスティクスなどを絡めたソリューション提案に注力するとともに、イベントの企画・運営や、キャンペーン事務局等のBPOを含めた販促支援サービスを推進して、課題解決を通じた顧客満足度の向上に努めた。同セグメント、半導体関連マスク事業では、新規顧客開拓の強化を図ったほか、海外事業の強化を進めたものの、主要顧客のビジネスモデル変更による売上減の影響を大きく受けた。2016年11月29日に、スクリーンマスクを主力とする東京プロセスサービス株式会社を子会社化。今後、株式会社プロセス・ラボ・ミクロンを合わせた3社によるシナジーを追求していくという。
上記の結果、印刷セグメントの売上高は228億1600万円(前年同期比2.3%増)、4億2600万円の営業利益(前年同期比35.5%増)となった。
物販セグメントでは、高額な印刷機以外の機材販売および印刷資材販売の一層の強化に取り組むとともに、印刷関連事業の高付加価値化や市場創造につながる、あるいは、品質・環境性能向上をもたらす商品提案や新規獲得活動を進め、各種販売促進活動を展開したが、物販セグメントの売上高は127億7400万円(前年同期比13.1%減)、営業利益は3億300万円(前年同期比24.5%減)となった。