ADK、多面的な若者バイラルマーケティング分析を可能にする 「ワカナビセブン」を開発

株式会社アサツー ディ・ケイは、同社の「若者プロジェクト」が運営する現役大学生による若者マーケッター集団「ワカスタ」と、生活者調査・データ解析・プランニングの専門会社「アクシバル」が共同で、若年層(18~29 歳男女)の情報拡散の構造をクラスターごとに分析する新しいツールを開発したと発表した。
「ワカスタ」と「アクシバル」による共同プロジェクトは、情報ディバイスやサービスを使いこなし、マスメディアだけでなくSNS を中心とした様々な手段で情報を受発信する若者に対して、効果的に情報を流通させるためのアプローチ方法を解明することを目指してスタート。今回のプロジェクトでは、「ワカスタ」が持つ若年層に関する豊富な知見を基に、生活者の意識・価値観データと購買・メディア接触ログデータ(一部)を統合した「アクシバル」独自の「3Dデータベース」と連携したパネルを活用し、若年層特有の意識・価値観や情報行動を解明するための独自調査を実施。総合的に分析した結果、若者を7つのクラスターに分類した。「ワカナビセブン」は、このクラスターごとに、情報が流通しやすいコンテクストやメディアなどを明らかにする手法。同社は、こうした手法は今後多様化する若者へのアプローチ方法を明快にするばかりではなく、若者全体に広がる“コンテンツづくり”にも役立つと考えており、クライアント企業の抱える課題の解決や、新製品開発に活用していきたいという。