LINE、ビジネス好調ながらCMや本社移転の費用がかさみ増収減益に 17年1Q決算

LINE株式会社は、2017年12月期第1四半期(2017年1月1日~2017年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上収益  :389億1600万円(前年同期比 16.3%増)
営業利益  :40億2500万円( 同 24.6%減)
税引前利益 :35億6600万円( 同 13.9%減)
四半期利益 :16億3200万円(前年 マイナス2億3400万円)

LINEビジネス・ポータル事業を積極的に推進。2017年3月末時点の主要4ヵ国(日本、台湾、タイ、インドネシア)におけるLINEのMAUは1億7,000万人(前年同期比12.6%増)となっている。2016年年末から2017年年始に実施したお年玉つき年賀スタンプなどが好調だったほか、LINEマンガ等のサービスが順調に増加し、売上収益は堅調に推移した。なお、LINEゲームについては一部タイトルは好調に推移したが、新規タイトルのリリース本数が少なく、前年同期より減少している。またLINEモバイルも売上収益の拡大に貢献。最終的な売上収益は前年同期比16.3%増となった。
一方、従業員報酬費用の増加、LINEモバイルのTVCM等実施によるマーケティング費用の増加、LINEモバイルのシステムの開発などによる認証及びその他のサービス費用の増加、本社移転に伴う減価償却費の増加などにより、営業費用が増大。営業利益は40億2500万円と減少した。