2016年度の店頭広告キャンペーン、減少傾向から反転して前年比10.3%増に リオ五輪などが寄与

店頭広告キャンペーン専門会社のパルディアは、2016年度(2016年4月1日~2017年3月31日)における店頭広告キャンペーンについて、実施形態を調査した結果を発表した。
同社のデータベース「キャン索」から、2016年度の集計対象データを抽出して集計を行った。「キャン索」は、2009年以降の日本国内の店頭広告キャンペーンデータ約7万8,000件を収録している。それによると、2016年度のキャンペーン総件数は8,773件で、2015年度から約110.3%に増加した。
内訳では、流通タイアップキャンペーン、 流通実施キャンペーンにて前年比約112%へ増加の傾向がみられた。キャンペーン数増加の背景としては、スーパーやドラッグストアなどの流通が、 店頭への誘引施策として、クローズドキャンペーン(商品の購入をともなうキャンペーン)を強化したこと、各流通でのプライベートブランドブランドのラインナップが増加しキャンペーンを強化したことなどが上げられている。とくに5月~8月にリオ五輪とタイアップしたキャンペーンが増加したことも寄与した。