電通、雑誌記事データをマイクロコンテンツに自動変換・配信するサービスの提供を開始

株式会社電通は、運営する電子雑誌業務支援システム「Magaport」内の新サービスとして、紙の雑誌を想定して作られた誌面PDFデータをテキストや画像単位のマイクロコンテンツに自動変換し、企業のオウンドメディア、ニュースサイト、電子書店などへの配信を可能とする「マガポート記事サービス」の提供開始した。
「Magaport」は出版社が複数の電子書店向けに、雑誌コンテンツの入稿・販売管理・広告管理を一元的に行える電通の電子雑誌業務支援システム。国内出版社約150社1,000誌以上にシステム提供を行っており、国内最大級の規模を誇る。
同サービスは、「Magaport」の運営で協業する株式会社富士山マガジンサービスが開発したマイクロコンテンツ生成・管理システム「fujisan 記事抽出システム」を独占的に活用することにより実現した。富士山マガジンサービスが開発した最新のAI技術を導入することで、記事データを各種電子媒体で広く扱えるデータ形式に自動変換することが可能。これにより、雑誌発のコンテンツビジネスの拡大が期待されるとする。
両社は同サービスの活用を進め、記事単位の閲覧情報に基づいたターゲット設定などによる広告テクノロジー商品の開発、自然言語処理技術に基づく要約など、ウェブ配信に適した自動編集機能の開発、記事検索やレコメンデーションに関するサービスの提供といった新たなビジネス展開を推進していくという。