2016年のスマフォ広告費、6,476億円でネット広告媒体費の6割占める CCIとD2C調べ

株式会社サイバー・コミュニケーションズ(CCI)と株式会社D2Cは、2016年1月~12月における、日本のインターネット広告市場に関する調査を共同で実施した。
2016年のインターネット広告媒体費は、株式会社電通の調査「2016年 日本の広告費」によると、1兆378億円となっている。これに対して、デバイス(スマートフォン、PC)別広告費、広告種別広告費、ビデオ(動画)広告費について、各種データ収集・分析を行った。
その結果、インターネット広告媒体費のうち、スマートフォン広告費が6,476億円と62%を占めていることが明らかとなった。PC広告費は3,902億円(38%)だった。スマートフォン広告費が6割を超えるのは初めてだという。スマートフォン広告費は引き続き高い成長率を示し、2017年の市場規模は、スマートフォン広告費が8,010億円(前年比124%)、PC広告費が3,579億円(前年比92%)と予測されている。
ビデオ(動画)広告費は2016年が869億円。2017年には前年比141%まで成長し、1,224億円になると推計されている。
また広告種別の広告費では、運用型広告費がインターネット広告媒体費の71%、予約型広告費が15%、成果報酬型広告費が14%という割合となった。運用型広告費では、スマートフォン広告(5,020億円)がPC広告(2,363億円)を上回っており、全体でもっとも高い比率(48%)だった。さらにスマートフォン広告費を種別に見てみると、運用型広告費(5,020億円:78%)、予約型広告費(823億円:13%)、成果報酬型広告費(633億円:10%)という内訳となっている。