電通、刻キタル社と資本業務提携

株式会社電通は、株式会社刻キタル(トキキタル/本社:東京都港区、代表取締役:岸勇希)と資本業務提携することで合意した。「人の気持ちをデザイン」することで、社会やビジネスの課題を解決するといった、コミュニケーション・ビジネスの可能性を模索する。

2017年1月に設立されたスタートアップ企業である刻キタル社に出資するとともに、同社のクリエーティブ・ボードでECD(エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター)の古川
裕也氏を、現職のまま顧問として派遣する。また、刻キタル社には、本年3月末日付で電通を退社したトップ・クリエーターたちが新たに加わる。その1人で、日本を代表するコミュニケーション・デザイナーの岸勇希氏が4月1日付で刻キタル社の代表取締役に就任し、本格的に活動を開始したことを受け、このほど業務提携を締結することにしたという。

これまでも同社はコミュニケーション・デザイン、エクスペリエンス・デザインなど、広告コミュニケーション領域における新しいビジネスの確立に努めてきたが、今後さらに先進的な広告スタイル開発に取り組むためには、刻キタル社の知見やネットワークが必要であると判断した。
今後両社は、それぞれが培ってきた豊富な先進事例の経験を生かし、顧客企業に対して、コミュニケーション・デザインを中心とした広告コミュニケーション、経営計画や事業開発に関するコンサルティング、新しいコンテンツを開発するサービスなどを提供していく。