サイバーエージェント内アドテクスタジオ、大阪大学教授と先端知能システム共同研究講座を発足

株式会社サイバーエージェントのアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、人工知能をアドテクノロジーに活用するためのAI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」において、大阪大学と産学連携をし、大阪大学基礎工学研究科教授 石黒浩氏と先端知能システムの共同研究講座を2017年4月1日に発足する。
同講座では、次世代対話エージェントにおける接客から、ロボットによる実店舗での対話接客の研究開発を進めていく。人と社会において調和的に関わることができる、ロボットを含んだ対話エージェントの実現に向けた研究開発の主な内容は以下の通り。

① メッセージプラットフォームでの複数エージェント対話及び選択式対話
② メッセージプラットフォームでの接客エージェントのキャラクター・個性付け
③ 上記技術の音声対話への拡張
④ 店舗接客における物理的なロボットの研究

この取り組みにより、納得感を生む接客の原理・ストーリーの確立や、実店舗に訪れたユーザー個人に合わせたロボットによる接客など、人と人がこれまで対話的に行ってきた営みを理論として昇華し、チャットボットやロボットと人とが調和的に共存できる世界の実現を目指すという。