ぱど、RIZAPグループの連結子会社に 約10億円を調達し経営立て直し図る

株式会社ぱどは、RIZAPグループ株式会社と資本業務提携契約を締結することを発表した。第三者割当による新株式発行を行い、RIZAPグループが同社筆頭株主となり、RIZAPグループの連結子会社とする。業務提携開始日は3月31日の予定。
ぱどは、情報サービス業、 主として地域密着型無料宅配情報誌「ぱど」の編集・発行事業を営んできたが、2015年3月期に1億6400万円の営業損失、2016年3月期に1億7500万円の営業損失を計上するなど、ここ数年経営が悪化していた。そのため証券会社等を通じて、新株式の引受先候補者を摸索してきたが、RIZAPグループから資本業務提携の打診があったという。1月13日には、本資本業務提携および第三者割当増資に係る意向表明を受けていた。
ぱどは、普通株式1351万3515株(金74円)を新たに発行し、約10億円を調達する予定。これにより同社筆頭株主は、日本デザイン研究所(25.00%を保有)からRIZAPグループ(71.11%)となる。
調達した資金は、Webビジネスの強化、シニア向け新規媒体の開発、主婦層向け・シニア層向け物販ビジネスへの参入、「ぱど」の発行エリアの拡大・統廃合、ポスティング体制の強化及びポスティング事業の外販開始、企画・営業力の強化などに充当される予定。