テレビ朝日、テレビ放送事業が好調維持、インターネット事業も増収 17年3Q決算

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、2017年3月期第3四半期の連結業績(2016年4月1日~2016年12月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :2220億5300万円(前年同期比 5.1%増)
営業利益  :167億9400万円( 同 10.1%増)
経常利益  :180億4400万円( 同 5.6%増)
四半期純利益:120億0500万円( 同 11.6%増)

テレビ放送事業において、タイム収入は固定費削減傾向がみられたが、リオ五輪、2018FIFAワールドカップなどの単発番組のセールスで増収を図り、タイム収入合計は681億4600万円(前年同期比1.2%増)となった。スポット収入は、東京地区の広告出稿量が前年同期を上回ったことや、積極的にプロモーションを行ったことなどから増収。業種別では「情報・通信」「薬品・医療用品」「家電・AV機器」などが好調、「金融・保険」「流通・小売業」「事務機器・事務用品」などが減収。スポット収入合計は791億7000万円(同6.9%増)となった。
一方、音楽出版事業は、前年同期に開催した「ケツメイシ」「湘南乃風」のコンサートツアーの反動減などにより、前年同期比20.5%減の売上高80億900万円となり、営業利益も同61.1%減の4億5300万円に留まった。
その他では、2016年4月より本開局したインターネットテレビ局「AbemaTV」向けのコンテンツ提供などで、インターネット事業が増収。イベントも好調で、その他事業の売上高は330億5300万円(前年同期比21.4%増)、営業利益は16億8200万円(同155.5%増)と大きく伸びた。