VOYAGE GROUP、販管費増や熊本地震の影響などで、3Q決算は増収減益に

株式会社VOYAGE GROUPは、2016年9月期第3四半期(2015年10月1日~2016年6月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :151億5700万円(前年同期比 14.0%増)
営業利益  :13億6000万円( 同 19.6%減)
経常利益  :11億5600万円( 同 32.6%減)
四半期純利益:8億0100万円( 同 23.5%減)

SSP「fluct」等の広告配信プラットフォームを運営するアドテクノロジー事業と、ポイントサイト「ECナビ」等のオンラインメディアを運営するメディア事業の2つを主力事業として展開。
アドテクノロジー事業では、プログラマティック取引の急速な普及を背景に、「fluct」の導入提案・広告収益の最大化支援に取り組んだ。その一方、中長期的な事業成長のための人材採用やインフラ投資に加え、Kauli株式会社や株式会社ゴールドスポットメディアに関するのれん償却費増等により、販売管理費が増加。この結果、売上高は92億6700万円(前年同期比26.3%増)だったが、セグメント利益は7億8800万円で21.5%減となった。
メディア事業では、「ECナビ」や「PeX」を中心としたポイントを活用した自社メディアに加え、企業向けのマーケティングソリューション事業を運営したが、「PeX」事業のシステム改修に伴うポイント交換機会逸失などの影響に加え、平成28年4月に発生した熊本地震影響を鑑み会員獲得等における広告・販促施策の自粛、リサーチ事業の不振などがあった結果、売上高は55億7700万円で前年同期比3.7%減、セグメント利益も5億4300万円で25.4%減となり、これらの結果、連結経営成績は、増収減益となった。