DAC、旅行業界向けデータマーケティング事業の米ADARAと戦略的業務提携

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)は、米ADARA社と業務提携契約を締結したことを発表した。
ADARAは、旅行業界のデータを活用したマーケティングソリューション、データ分析事業を提供する企業。ユナイテッド航空、デルタ航空、ハイアット、アコーホテルズ、マリオット、ハーツなど、90社以上の旅行関連企業の1st Partyデータを統合分析した情報を企業向けに提供している。現在日本を含め、米国、ヨーロッパ、中東、アジア太平洋地域の全19拠点で事業を行っており、月間4.3億ユニークユーザー、トータルで10億以上のユーザープロファイルを保有しているとのこと。
今回の提携は、DACが提供するDMP「AudienceOne」と、ADARAの旅行顧客プロファイルを連携させることで、特定業種への配信機能およびデータを活用した広告商品の販売を強化するのが狙いとのこと。
DACは、ADARAが持つ日本のオーディエンスプロファイルを活用し、旅行業界向け広告商品を同社と共同開発。独占的に国内で販売する計画だ。あわせてパートナー企業の開拓も行い、自動車やエンターテイメント、旅行など特定の業界に特化したデータの拡充、訪日外国人向けのメディア開発などを行う。