博報堂DYHD、決算発表。電通に続き赤字転落。

株式会社博報堂DYホールディングスは、平成21年3月期の決算を発表した。
売上高は前期比7.6%減の1兆333億9600万円、営業利益は前期比40%減150億1600万円、経常利益は前期比36.5%減の170億6500万円、当期純損益は32億7700万円の赤字となった。

広告業における売上高は不況による広告需要減少の影響を受け、1兆320億6300万円(前年同期比7.6%減少)と大幅な減収となった。
マスメディアの扱いが前年同期比11.3%減少したほか、非マスメディア取引(その他の広告)も前年同期比2.0%減少と前年同期を下回った。
得意先業種別に見ても、「自動車・関連品」、「金融・保険」等多くの業種で前年同期を下回る結果となった。
営業利益につきましては、収益率向上・経費節減で一定の成果を収めたものの、減収の影響が大きく、203億6900万円(同25.1%減少)と、減益となった。

また、次期となる平成22年3月期の見通しとして、売上高が前期比6.1%減の9700億円、営業利益が43.4%の85億円、経常利益が40.8%の101億円、当期純利益は42億円を見込んでいる。