マクロミル、電通マーケティングインサイトの株式51%取得にむけ協議開始

株式会社マクロミルは、平成25年10月8日開催の取締役会において、株式会社電通との間で、株式会社電通マーケティングインサイト株式の51%をマクロミルが取得することについて協議するための基本合意書を締結することを決議した。
今後は株式譲渡契約書の締結に向け、マクロミル、電通および電通マーケティングインサイトの三社で、年内を独占交渉期間として協議を行うとともに、各種施策の検討も進める。
平成23年12月21日発表の「マクロミル、電通、電通マーケティングインサイトによるインターネット調査事業の業務提携契約締結およびマクロミルと電通マーケティングインサイトによる合弁会社設立について」にあるように、マクロミルはインターネット調査領域における事業基盤の安定化と強化を図るため、電通および電通マーケティングインサイトと業務提携契約を締結するとともに、電通マーケティングインサイトとの共同出資により、株式会社電通マクロミルを設立している。
その後、当社と電通の間で更なる関係性強化について議論を進める中で、電通がクライアントに提供するソリューションの更なる価値向上を目指し、電通マーケティングインサイトを両社の合弁会社として運営することについて、協議を開始した。
電通マーケティングインサイトは主に電通からのマーケティングリサーチを受注しており、同社には調査業界において長いキャリアを有するリサーチャーが多数在籍し、「統合的なソリューション提供力」に強みを持っている。
一方、マクロミルはシステム化や効率化を重視したネットリサーチを主力サービスとしつつも、顧客からの幅広い期待に応えるべく、高度なソリューション提供への対応や、新たなマーケティング手法の開発・検討にも注力してきた。また、中国・韓国などのグローバル展開やデータベース事業にも積極的に取り組んでいる。
協議を進める中で、当社および電通マーケティングインサイトが同一の方向を向いて事業を推進していることを理解し、両社の間で知見や資産を共有して相互に協力することによって、競争力を担保しつつレベルの高いサービス提供や、新たなマーケティング手法の開発が、より高い確度にて実現出来ると判断した。
そのため、このたび基本合意書を締結し、当社が電通マーケティングインサイト株式の51%を取得し、当社と電通の合弁会社として運営することに関する協議を開始することとなった。